2024.06.14
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相続分野の解決事例

投稿者:二川伸也
2024年6月14日

弁護士の二川です。


今回のブログでは、相続分野の解決事例を掲載します。

ご相談やご依頼が初めてで、どういった感じで進んでいくのかわからない方にもイメージできるように記載します。


Aさんは、きょうだいが何人かいましたが、その中に疎遠というか相性の良くないきょうだいがいました。

そうした中、親が亡くなり相続が開始したのですが、どうしてもその相性の良くないきょうだいとの遺産分割協議が円滑に進められず困っていたところに、ご相談に来られました。


ご相談時には、きょうだいと遺産分割協議が円滑に進められていないこと、遺産を全て把握しているか分からないため遺産の調査をしたいこと等のお話を伺いました。

そこで私は、Aさんからご依頼をいただいた場合には、遺産調査はもちろん、遺産分割協議も代理人として進められること、その際の費用感を説明しました。

Aさんは私の説明を受け、ご依頼いただくことになりました。


まずは、遺産調査をしましたところ、決して高額ではありませんでしたが、Aさんも把握していなかった預金口座を見つけることができました。

そして、遺産調査が完了した後は、きょうだいに対して、遺産分割協議を書面にて申し入れました。

その際には、Aさんから事前に伺っていた理想の遺産分割案を提示し、なぜそういった分割案を提示したのか、提示の分割案によっても不利益はないことを説明しました。

当初は不信感を持っていた先方でしたが、何度か電話でも説明するうちにご納得いただき、最終的には遺産分割協議書にきょうだいの方の署名捺印を頂戴できました。


遺産分割協議書が完成した後は、普段はお仕事で多忙なAさんに代わって、預金口座の解約や払戻の手続を行って、

遺産分割協議書に基づいた分割を実行し、ご依頼内容を完了させることができました。


どうしても相続人と円滑に話がすすめられないことや、そもそもほとんど会ったこともない相続人が出てくることは相続分野では頻繁にあります。

無理にストレスを抱えて協議を進めるよりも弁護士に相談した方が気持ちも楽になることが多いと思いますので、お気軽にご相談ください。


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